「それ、前に教えたじゃん・・・。」
「何で覚えてないの・・・」
コーチや指導者の方なら一度は思った事があると思います。
人を教える時に覚えておかなければならないのは・・・。
「教えた事は1/10しか伝わらない」
そう意識して相手と接すれば、
指導者として無力感や、伝わらない怒りを感じなくても良くなるかもしれません。
なにより自分に対し迷う事がなくなります。
そして、実は自分のメッセージが伝わっていた事を知って嬉しく思える日が来るでしょう。
で、具体的にどうすれば良いか?
「根気よく一貫したメッセージを発信し続ける。」
これだけです。
実際私にも、「この前教えたのに何でもう覚えてないの・・・!!」
という経験はたくさんあります。
逆に
「コーチ!〇〇〇って〇〇すると良い事に気が付きました!」
「いや、それ前に私が教えた事ですよね・・・」
なんて事もあります(^^;
どのくらいメッセージを受け取れるかどうかは、技術のレベルだけでなく「感情の」レベルが重要。
コーチがどの程度信頼されているか、という事も含みます。
ではどうするか。
「根気よく一貫したメッセージを発信し続ける。」
なのです。
1/10しか伝わらないなら10回繰り返す。
そうやって相手の潜在意識に刷り込んでいく。
そしてある日、
「あ!そういえば前にコーチが言ってたのはこういう事か!」
という瞬間が来るのです。
人は潜在意識という素晴らしい能力を持っています。
その時は覚えていなくても、無意識レベルでメッセージは刷り込まれています。
そして「経験」をしたときに、眠っていたメッセージが覚醒する。
それが、「こういう事か!」という瞬間です。
だからコーチや指導者は、その瞬間に備えて
ブレずに根気よく一貫したメッセージを発し続ける事が必要なのです。
自分の教え方のせいでもないし、相手のせいでもない。
今はまだその段階ではないだけかもしれません。
そう思っていれば、無力感や怒りを感じなくてもよいのでは。
自分の教え方や内容に迷わなくても良いのです。
いつか自分のメッセージが伝わっていた事を知って嬉しく思う瞬間はきっときます。
教えたい事を教えたのだから分かってくれよ!
なんで分からないんだよ!
というスタンスでは選手も萎縮するだけ。
組織のリーダーやコーチは、自身も謙虚に真摯に、様々な工夫をしてメッセージを発信してきべきなのです。
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