南海トラフと三重県沖地震、四国沖地震との関連は?
四国沖で震度3「南海トラフ巨大地震」予兆か 熊本地震2週間前にも三重県沖で (1/3ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK
<引用>
熊本地震は震源域が活断層伝いに阿蘇山を通過、大分県に拡大。
西から東へ進路を取る揺れの連鎖。
地震学者の1人はいま海溝型の巨大地震にも注視している。
発生した場合のマグニチュード(M)は東日本大震災(M9)と同級かそれ以上とされる「南海トラフ巨大地震」である。
熊本地震が起きる約2週間前その兆候が現れたというのだ。
21日夜、四国沖で起きたM4・3との関連も気になる。
中央構造線断層帯(MTL)首都圏まで達する
熊本の群発地震が鹿児島から四国、近畿、長野へ延びる日本最大の活断層「中央構造線(MTL)断層帯」のライン上で起きている。
MTLは1000キロ以上に及び、「解明されていないだけで首都圏にも到達している」(地震学者)と言われる。
東海大学海洋研究所教授で地震予知研究センター長の長尾年恭氏は「このMTL沿いで断層の破壊が進んでいるのは間違いない。破壊の影響は少しずつ蓄積され、ボタンが1つずつ弾けるように、今後10年でゆっくり時間をかけて関東のほうまで地震の連鎖が広がることもあり得る」と警戒感を示す。
直下型地震の恐怖は予測が困難で、いつどこで起きるのか分らないことにある。
東京23区内の地下には「いまだに発見されていない活断層が複数ある」(地震学者)とされており、首都直下地震の懸念は熊本の地震でさらに高まったと言える。
三重県沖このクラスの地震70年ぶり
4月1日午前に発生したM6・5、最大震度4の三重県南東沖地震(震源の深さ29キロ)。
長尾氏は「この地点でこれほどの規模の地震が起きるのは約70年ぶり。南海トラフ巨大地震の前兆である可能性がある」と指摘する。
南海トラフ巨大地震は、東海・東南海・南海地震の震源域である東海沖から九州沖までの太平洋海底に延びるくぼみ(トラフ)付近で連動して発生し、その規模はM8~9級とされる。
内閣府が2013年に公表した被害想定では、30年以内の発生確率は60~70%。最悪32万3000人の犠牲者が出るとしている。
文献などによると、これまで約100~200年の間隔で発生し、1707年の宝永地震(M8・6)や、1944年の東南海地震(M7・9)、46年の南海地震(M8)と2年を挟んで連動したケースもある。
4月1日の地震の震源である三重県南東沖は、まさにこの南海トラフ巨大地震の震源域に位置する。
四国沖地震発生
21日午後23時20分ごろには、四国沖(深さ約40キロ)でM4・3、高知県室戸市で震度3の地震も起きた。
夕刊フジで「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(木曜)を連載する武蔵野学院大の島村英紀・特任教授(地震学)は、「今回の地震は震源地が四国沖の南で起きた。
これまでも西日本では、南海トラフ巨大地震との関係が深いとみられる地震が観測されており、これも一種の先駆けであった可能性がある」と解説する。
熊本地震で南海トラフ地震を3年内に引き起こす可能性も
www.news-postseven.com
<引用>
元東京大学地震研究所准教授で国立研究開発法人建築研究所特別客員研究員(歴史地震学)の都司嘉宣さんは「地震の活発な地域が、中央構造線沿いに“玉突き事故”のように東の方角に延びていく可能性がある」と指摘する。
中央構造線とは、熊本から大分を通り、四国、近畿を横断して長野県の諏訪湖周辺、さらに関東平野へと延びるとされる長い大断層だ。過去にも、この中央構造線沿いに地震が続いたケースがあると都司さんは言う。
「1889(明治22)年にも熊本で大きな地震が相次ぎ、その2年後に大分県別府湾の入り口でM6.3の地震が発生しました。今回も愛媛県と大分県の間にある豊後水道のあたりまで地震活動が拡大し、そこで別の本震が起こる可能性がある。豊後水道の愛媛県側には伊方原子力発電所があるので心配です」
地震はさらに東に延びる可能性もある。
1596(慶長元)年に別府湾から愛媛県の松山にかけて大きな地震(慶長伊予地震)が起こり、4日後に近畿地方全体を大地震が襲った(慶長伏見桃山地震)。
その被害面積は阪神・淡路大震災の3倍にも及んだという。
「30年以内に70%」の確率で起こると推計されている「南海トラフ地震」への影響も考えられる。
専門家 熊本地震は南海トラフ無関係
熊本地震「南海トラフと無関係」 沖縄の地震活動に影響も (産経新聞) - Yahoo!ニュース
<引用>
一方で、熊本地震が西日本の南海トラフで起きる地震の前兆ではないかと心配する声もネット上などでみられるが、専門家は「無関係」と否定している。熊本地震は九州以南の特異な地殻変動と関連。
南海トラフではフィリピン海プレート(岩板)が陸のプレートの下に沈み込んでいる。この影響で西日本の陸地は北西方向に押されてひずみが蓄積しており、マグニチュード(M)8級の南海トラフ地震が近づくと、活断層が動いて内陸の直下型地震が増えることが知られている。
最後に
専門家の意見は分かれています。
いずれにせよ、この熊本地震の前後にの短期間で、三重県沖、四国沖、千葉東方沖と地震が西から東に発生しています。
今日も茨城沖で震度1ではありますが地震が発生しています。
果たして本当に関連性が無いのでしょうか?
地震は、もういつ何処で起きてもおかしく無いという事ですね。
万が一に備えての準備も必要だと実感しています。
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