ルセフ大統領 予算情報不正操作疑惑
ブラジル下院で17日行われたルセフ大統領の弾劾の是非をめぐる採決は全513議員のうち、賛成が2/3以上に達し決議。
下院での承認を受けて弾劾審議は上院に移る。
ルセフ大統領は2014年の再選を有利にしようと予算を不正執行した疑惑が持たれ議会で弾劾の手続きが進んでいる。
ANNニュース:記事を取得できませんでした。
今後上院で過半数が弾劾に賛成すればルセフ大統領は職務停止となりその間テメル副大統領が職務を代行する。
ルセフ大統領に有罪判決が下されれば同大統領の2018年の任期までテメル副大統領が後任を務める。
上院の野党勢力は下院を上回る
ワグネル官房長官は、強気で「上院は弾劾手続きを否決すると確信している」、語ったそうです。
5月上旬院に行われる弾劾裁判を開くか否かの採決で過半数41(定数82)の賛成で大統領は職務を180日間停止される。
(16 日時点で既に47人の上院議員が弾劾賛成を表明。完全にアウトな状態)
この期間中に始まる弾劾裁判で定数の2/3に当たる54人が賛成すれば大統領は失職する。
上院の野党勢力は下院より強く、上院本会議での採択は必至。
よって弾劾裁判をルセフ大統領は免れることことは出来ない見通しとの事
左派労働党政権は4期目でまさに崖っぷちの窮地に立たされている状態。
弾劾賛成派と反対派が国内各地でデモ。
多くの人々はバーやレストラン、家庭のテレビ、あるいは街中に設置された大画面で、議会での採決の様子を見守る様が放映されています。
ルセフ大統領側の声明(思いっきり言い訳)
ルセフ大統領は国営銀行への違法な肩代わりは長年の慣習で問題にならない反論。
この日は弾劾賛成派、反対派が全国各地で集会を開催。
参加者はテレビで議員が議場で1人ずつ短い演説をした後口頭で賛否を表明する模様を見守った。
最後に
8月のリオデジャネイロ五輪前に現大統領追放が現実味を帯び始めてきました。
金融市場でも影響が出始めています。
下院での弾劾承認を受け、ブラジルのCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)340.7bp(ベースポイント)に低下し、昨年8月以来の低水準に近づいた。
また10年物のブラジル国債と米国債の利回り格差は、15日の4.42%ポイントから4.315%ポイントに縮小した。
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