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コーチ、リーダーの心得!「原因を分析しても問題は解決しない」

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日本人の原因追求志向

スポーツ選手というのは、レベルが上がるほどストイックで自分に厳しくなるものです。
しかし良く注意をしないと、必要以上に自分自身に負荷をかけていたり、コーチが知らず知らずのうちに選手を追い詰めていたり、というケースが発生します。
スポーツ選手に限らず日本人は原因追求志向が強いと言われます。
問題や課題が発生した時 「何が悪いのか」「どこが悪いのか」「どうすれば直るか」という思考方法です。
もちろんこれは悪いことではありません。
例えばモノづくりの現場においては、日常業務のレベルにまで「原因追求&改善」を落とし込んできたからこそ、技術大国と呼ばれるまでになったからです。
そうトヨタカイゼンです。
国際用語になっていますよね。
工場で不良品が出た際は、正しい設計図と生産工程を分析し原因を追求します。
事故が起こったら、原因を徹底して追求する事で、同じ事を繰り返さないようにします。
「なぜ?」を5回繰り返すことで真の原因に到達する、というトヨタの考え方は世界を席巻しました。
しかしです。
これを「人」や「チーム」に関する問題に対して「なぜうまくいかなかったか?」「原因は何だ?」というやり方をすると、結局「誰々が悪かった」「あの選手のここが悪かった」と犯人探しになってしまいます。
かえって問題はこじれ、モチベーションの低下、自己重要感の喪失という結果を招きかねません。
チームがうまくいかない、目標にしていた結果が出ない、というとき原因は機械的に分析できるようなものではありません。
チームは一人ひとりの選手、人によって構成されるからです
人のパフォーマンスはマーブル模様のように、まばらでまだら。
機械のように、同じ入力には毎回同じ出力が出来る訳ではありません。
人には「感情」や「心」「メンタル」「価値観」「体調」「気分」といった数値で測れないものがありますから。
だから「なぜ出来ないのか?」をいくら追及されても、本人も理由は分からない事が多いのです。
むしろ追及されればされるほど、「自分はダメな人間なんだ」という気持ちになるでしょう。
人やチームに関わる問題の場合、原因を追究して理由がはっきりすれば問題は解決する。
・・・とは限らないのです。
「原因を明確にすること」が、イコール「ではどうすれば良いかが分かる」訳ではない事をコーチは理解しなければなりません。
「何が出来ないか」「どのくらい出来ないか」「どういう時に出来ないか」「何が悪いか」「その背景は?」「普段の練習は?」「目標意識は?」
そうやって選手を鋭く深く分析する事も時には必要です。
しかし分析すればするほど、選手は追い詰められ苦しくなっていきます。
なぜなら選手の目的は「良い成績を出したい」「結果を出したい」という事であり、うまくいかない原因を分析され、理由を暴きだすことではないからです。
同時に、日本経済をここまで発展させてきた原動力はカイゼンを代表とした徹底した原因追求志向であることは否定できない事も事実です。



理想論では飯は喰えない「スポーツコーチとビジネスリーダーの違い」

「なぜ出来ない?」「なぜやらない?」と問題を分析する事が目的になってはいけません。
ミスが多い選手がいたとします。
なぜミスをするのかを細かく分析し、原因を追究したくなるかもしれません。
技術が未熟だから、集中力が途切れるから、そしてその原因は練習の仕方が悪い、意識の低さのよるものだと分かったとしても、「ではどうすれば良いか?」は分からないままです。
自分の悪い事ばかりがクローズアップされ、どうすれば良いか見えないので選手は心理的に追い詰められる可能性あるのです。
重要なのは「ではどうするか?」「どうすれば理想の状態になるのか?」という発想です。
これをコーチが押し付けるのではなく、選手の内側から沸き起こるようにするのが理想ですね。
あくまでも理想論です。
現実は難しい!いざやるとなるとこれは本当に難しい。
悲しいかなスポーツとビジネスは必ずしも全て一緒に出来ないのも事実です。
今の時代、成果にコミットさせられタスクが膨大な会社のリーダーにコーチやセラピストの役を期待をするのは現実的ではないのです。
最近では個人でパーソナルコーチを雇い自己啓発していく流れも出来はじめています。
組織が大きくなればなるほ程、それに比例してビジネスリーダーがパーソナルコーチングやセラピーをしている余裕がなくなるのが現実だとおもいます。
悲しいかな理想論だけで利益を出し続けている会社を残念ながら耳にしたことがほとんどありません。
実際、人が3人以上になると依存のパワーも発生し組織慣性も働きはじめます。
組織は効率と効果をおそろかにしてはいけないことも忘れていけないことです。
理想と現実のバランスを考えながらビジネスを進めていくことは永遠のテーマなのかもしれません。



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