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セブンHD鈴木会長 過去最高収益なのに退任 人事案にからむ世襲問題で内紛?!

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セブン&アイ・ホールディングス(HD)を率いてきた鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)が引退を表明しました。

記事を見たときには一瞬正直何故?とおもいました。
7日発表の2016年2月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が6兆457億円、本業のもうけを示す営業利益は3523億円で過去最高を更新し今退任する理由が良く分からなかったからです。
(139億円の営業赤字となり、72年の上場以来初の赤字に転落)
しかし良く読んでみると人事面で社内の対立が浮き彫りになったようです。

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世襲と意味不明な人事

鈴木敏文会長兼最高経営責任者が掲げた人事案は上場企業でありながら、鈴木氏の次男でセブン&アイの取締役を務める鈴木康弘氏への“世襲”と好業績を挙げたセイレブン・ジャパンの井阪隆一社長(58)に代わり、8歳年上の古屋一樹副社長(66)を昇格させることが柱だっだようです。
普通に考えれば若く実績をあげた井阪氏を下ろすのはトップに若返りでも無く理由が意味不明ですよね。
セブン&アイの大株主で米投資ファンドのサード・ポイントからも書簡で、人事案が鈴木氏の次男である康弘氏を将来のトップにするための「縁故主義に基づく行動」と批判があり、各取締役に「透明性を持って慎重に行動するよう」に求めたていたそうです。
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委員会設置会社等の統治(コーポレートガバナンス)が機能?!

3月に取締役選任の客観性や透明性を高める企業統治改革の一環で、企業トップに都合の良い人事がはびこらないようチェックする「指名・報酬委員会」が設置されていて、鈴木氏とセブン&アイの村田紀敏社長、社外委員2人の計4人で構成。今回の人事(井阪社長と古屋氏との交代人事や次男との世襲人事)に関して社外委員2人は「合理的な理由が分からない」などとして反対したそうです。

しかし、鈴木氏は7日、反対を押し切る形で交代案を取締役会に提示。
社外の4人を含む取締役15人の票は賛成7、反対6、白票2で、賛成票が可決に必要な過半数の8票に届かず、否決された。
この結果を受けて、鈴木氏は会見で、「社内の役員から反対票が出るようだったら私はもう信任されていないと考えていた」と述べ、否決に対する責任を取る考えを示していました。




上場企業として責任

会社法に基づき、取締役は株主から委任されて経営にあたる法的な責任があり、それを怠れば、上場企業の取締役の場合、株主代表訴訟などのリスクにさらされる恐れがあります。
最終的には取締役会で否決されたので企業統治コーポレートガバナンス)効いた形になっていますが、実際は委員会設置等会社として「人事・報酬委員会」で会社の透明性を維持するはずが、2人の社外取締役の意見は軽視された結果で、取締役会にかけられたことには企業統治という点では疑問が残る形になった気がします。
今回、外国人投資家の存在・株主説明責任が鈴木氏の進め方に待ったをかけ、その抑止が功を奏して取締役会に否認され結果として企業統治が機能したといったところでしょうか?!



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