はたやんがアドバイスさせて頂いているクライアントさんのお話です。
彼は社会人ですが高校の部活のコーチをしています。
高校だけではなく、県の代表チームも見ているんですよ!
生徒の中でこんな子がたまにいます。
生徒 「腕力がなくて腕立できないのが悩みです・・・」
私 「そう。じゃあ1回でも良いから腕立やってる?」
生徒 「何もやってません」
私 「・・・」
出来ない事を理由に何もしなければ永久にできるようになりません。
腕立てをする“腕力=能力”がないのが問題ではなく、
やろうとしていない事が問題。
毎日毎日「腕立てが出来ない・・・」と嘆いているだけではね。
かといって彼を「いいからやれよ!」と責めるのは逆効果。
出来ない事をやるのは嫌ですし、苦しいです。
コーチとしては「なぜやらないか」を追求するのではなく。
どういう時に1回の腕立てが「できるのか」を考えなければなりません。
しかし現実にはこんな叱責が横行しています。
「なぜ腕立てしない!」
「毎日腕立てをすべきだ!」
「それがルールだ!」
「守らなかったら罰則だ!」
○○すべき、という叱責から、やらなかったら罰則を与えるという方法。
スポ-ツだけでなく、ビジネスの世界でもありがちな話です。
「なぜやらない?」「なぜ出来ない?」と叱責しても、
出来ない理由なんて本人にも分かりっこないのです。
この論法でいくと、本人のやる気や意識の問題になってしまい
人格を否定する話になっていきます。
あえてこういう手法を使うべき時期もありますが、
一から十までこの論法で来られたら選手だって参ってしまいます。
リーダー、コーチは「出来ないこと」にフォーカスするよりも、
どういう時なら「出来るのか」にフォーカスする事が重要です。
ダメな所を指摘するは誰にでも出来ますから。
P.S.
上述の生徒の場合、「練習後」「皆と一緒」なら腕立てに挑戦「できる」事が分かりました。
また単なる回数の記録ではなく、回数でビンゴゲームをする事に。
今では練習後、みんなでゲームのように楽しみながら腕立てをしています。
もちろん選手としても目覚ましい成長を見せています。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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