人が行動を起こすには“4つのタイプ”があります。
人が何かを学ぶときや行動を起こすとき、4つのタイプに分類できると言われます。
選手を指導する際はそれを意識しています。
「選手が全然言うことを理解してくれない！行動してくれない！」
と指導する側が思っている時、実は選手のタイプに合わない指導をしている事が原因かも知れません。
4つのタイプ
「何を？」タイプ
今から学ぶ事が何なのか分からないと集中できないタイプ。
「なぜ？」タイプ
なぜこれを学習する必要があるのか、納得しないと学べないタイプ
「どうやって？」タイプ
具体的な手順が分からないと実践できないタイプ
「今すぐ！」タイプ
今すぐに何をやればよいのか？を教えないと動けないタイプ
このように4つのタイプに別れます。
どのタイプの人が聞いても理解できる教え方をする事で、チーム全体の理解度が上がりパフォーマンスの向上が期待できます。
指導者はこの4つのタイプを覚え、それぞれに合った教え方をマスターする事が必要です。
それには、まず自分がどのタイプが考えてみると良いですね。
無意識に自分のタイプに合った教え方をしている事が殆どだからです。
自分のタイプを理解する事で、他タイプへの教え方が足りない事に気がつけるようになります。
さて、
では実際に何に注意すれば良いのか詳細に書いていきます。
4つのタイプ別指導方法
「何を？」タイプ
これからする事が、何なのか理解できないと動けないタイプです。
それは一体何？ と定義や具体的な内容が知りたい選手です。
このパターンの選手には、これからする事がどんな内容なのか具体的に教え、具体例や証拠を見せる必要があります。
「なぜ？」タイプ
理由が分からないと動けないタイプです。
なぜこれをするのか？ と理由が欲しい選手ですね。
このパターンの選手には、これからする事にはどんな理由があるのか教える必要があります。
「どうやって？」タイプ
具体的なやり方が分からないと動けないタイプです。
どうやって、それをするのか？手順が知りたい選手ですね。
このパターンの選手には、やり方と順番を分かりやすく教える必要があります。
簡単なマニュアルが有効です。
「今すぐ！」タイプ
今すぐ何をすれば良いのか分からないと動けないタイプです。
細かい話は後で良いから、今すぐ自分は何をすれば良いか？教えて欲しい選手です。
このパターンの選手には、今すぐあなたがやる事はコレだ、と具体的に教えてあげる事が必要です。
相手のタイプに合っているか？
いかがでしたでしょうか？
私はこれを知った時、「今すぐ！」タイプの選手への教え方が足りない事に気が付きました。
ずっと「この選手は考えすぎで動けない子なんだよなぁ」と思っていましたが、そうではなく今すぐ何をすれば良いのか、が教え足りなかったのです。
「今すぐ！」タイプの人は、やる事が分かれば行動は早いです。
今では見違えるように行動が早くなりました。
このように「選手が全然言うことを理解してくれない！行動してくれない！」と思った時、相手のタイプに合っていない指導かも。と振り返ってみると良いかもしれません。
まとめ
ちなみに、このブログを4つのパターンを意識してまとめると・・・
選手が全然言うことを理解してくれない！行動してくれない！という時は、指導者が4つのタイプを覚える事が必要です。【テーマ】
４つとは「何を？」「なぜ？」「どうやって？」「今すぐ！」です。【何を？】
タイプにあった教え方をしないと、行動できない選手が出てしまうからです。【なぜ？】
その為にはこの4つのタイプを覚えて、それぞれにあった教え方をマスターして下さい。【どうやって】
まずは4つのタイプを自分の手帳に書いて、自分がどのタイプか○を付けてみましょう。【今すぐ！】
となります。
このまとめを見て、ちょっと深掘りが足りなくない？と思ったら・・・
もうあなたは“4つのタイプ”を理解し始めています（笑）
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