世の中には本物・偽物を含めて様々な節税のスキームなるものがあります。
中には「なるほど」と思うものもありますが、「ほんとかな?」というものも少なくありません。
税務にあまり詳しくない人であれば「本に書いてあったからできる!」と思ってしまうかもしれません。
雑誌や本では「凄い節税!」なんてものも、専門家からしてみると知っているようなものばかりだそうです。
中には効果が薄いもの、節税するよりコストがかかってむしろ損してしまうこともあるようなことについて「節税」と平気で書いていたりします。
世の中の納税者の形態は、所得の内容、組み合わせ、金額、家族構成等すべてがバラバラです。
ですので、ある人には有効な節税策が他の方にも役に立つとは一概にはいえません。
また、よく保険会社からは「保険を使った節税」を売り文句に営業をしたりしています。
たしかに、「現時点」の税制では結構節税にはなるようなものはあるようですが、税法等が変更になったらどうなるんでしょうかね。
そもそも節税のための保険商品って考えると少々変な感じしますし、たまたま今の法律で規制されていないだけということでしょう。
最近はこういった類のものはつぶされるのが早いですから、結果的に損することも可能性としてはあります。
税金が安くなる行為も自然な流れや判断に基づいたものであれば問題にはなりませんが不自然な行為や商品を利用したものであれば租税回避として修正させられる可能性もあります。
以前の記事で紹介した節税スキームのようなお金持ちだけがこそっとしているものがもっとあるのかもしれません。
ウルトラCの節税スキームは一般の方向けではないです。
複雑で大掛かりでコストがかかり、それだけのコストを負担してもその節税スキームを実行した方が安くなると見込まれるぐらいにならないといけません。
コストもかけずに節税できる方法なんてほとんど無いのではいでしょうか。
もしそんな方法があれば皆さんやっているでしょうしね。
本で読んで色々な知識を持つことは大切ですが、利用できるかどうかは全く別問題です。
下手なことをしないようにしっかりと専門家に確認した方が良いでしょう。
本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
Blogランキングに参加しています応援して頂けると励みになります。
コチラをクリックして頂けると嬉しいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村
関連記事
Apple・Google・Amazon等が利用する租税回避方法『ダブルアイリッシュ・ダッチサンドイッチ』 - はたやんの手帖
起業・フリーランスの方に効く会計のクスリ -会計の限界- - はたやんの手帖