「ポジショニング」は市場の中でニッチに絞り込み、自分の陣地に旗を立てる事。
いわば「戦わない戦略」です。
今回はポジショニングを構築していく基本にいて投稿してみます。
ポジショニング構築の基本
前回お話した通り、ポジショニングを構築する基本的な考えは大→中→小と絞り込んでゆく事です。
大ポジション 大きな方向性を決める
↓
中ポジション 絞り込む
↓
小ポジション 一番手になれるカテゴリまで絞り込む
スターバックスの場合で例えてみます。
大ポジション：カフェ
中ポジション：高級志向のカフェ
小ポジション：ゆったりとリラックスした雰囲気を楽しむ第3の自分の居場所としての空間を提供する高級志向のカフェ
サッカー日本代表の内田選手（ブンデスリーガ・シャルケ）でも例えてみましょう。
大ポジション：サイドバック
中ポジション：スピードと攻撃力に優れたサイドバック
小ポジション：スピードと攻撃力に優れ、戦術理解度も高く、モデル並みのビジュアルと女性ファンが多いサイドバック
スターバックスも内田選手も置き換える事が出来ないポジションを築いています。
（内田選手のくだりは笑っておいて下さい）
このようにポジショニングは段々と絞り込んで独自を陣地まで落とし込むのですが、
その際に便利な3つの分析ツールがあります。
①3C分析
②ニッチ＆ニッチ
③ポジション分析
この観点で見ると、より一層あなたのポジショニングが分かりやすくなります。
3C分析
マーケティングではお馴染みの3C分析ですね。
①COMPANY 自社/自分
②CUSTOMER 顧客
③CPMPETITOR 競合
この順番通りに進めていくのが正しい方法です。
①COMPANY（自社/自分）
この分析で大きな方向性が決まります。
自分の分析というのは、得意分野、長所短所、リソース、経験、今までのキャリア、自分史などです。
（じぶん分析は面白いテーマなので、また詳しく書こうと思います。自分の事って分からないものです！）
②CUSTOMER （顧客/見込み客）
お客様となるべき人のの悩みや望みを調べます。
洗い出した自分の強みが、どんな人のどんな悩みを解決できるのか？を考えると絞込みが出来てきます。
③COMPETITOR（競合/ライバル）
市場の中でのライバルの分析をします。
ポジショニングは競合との比較の中で相対的に決まるもの。
ライバルのいない空いている陣地を探す為です。
しかし競合の分析には注意点があります。
それは競合には「直接競合」と「間接競合」があること。
両方とも合わせて調べる必要があります。
例えばカフェの直接競合はドトールやエクセルシオールですが、コーヒーが飲めるという意味では セブンイレブンやマクドナルドが間接競合になります。
お客様の悩みや希望を叶える為には、必ずしも自分のいる業界でなくても良いのです。
手段と目的
話は少し逸れますが、手段と目的は分けて考えなければなりません。
目的を達成する為に手段がある訳ですが、実際にビジネスをやっていると手段が前面に出てきてしまうものです。
先ほどのカフェで言えば、
「カフェを開く」というのは、目的のように見えて実は手段です。
「カフェを開く」を目的にした場合、競合は他のカフェ（ドトールやエクセルシオール）しか存在しません。
しかしお客様の「コーヒーを飲みたい」という望みを叶えるのであれば、コンビニやファミリーレストラン、自動販売機も間接的な競合になる訳です。
「静かな空間でリラックスしたい」という望みを叶えたいのであればマンガ喫茶や図書館も間接的な競合かもしれません。
あなたのポジショニングを構築する際も「目的」と「手段」を分けて考えてみて下さい。
今まで見えなかった事が見えてきますよ！
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