2016年12月17日 日干支【癸酉】（みずのと・とり）
十干を五行でいうと、
甲乙は木、丙丁は火、戊己は土、庚辛は金、壬癸は水、
季節でいうと、
甲乙は春、丙丁は夏、庚辛は秋、壬癸は冬です。
戊己の土は各季節に含まれています。
特に夏の土用がが有名です。
癸は十干の最終の字で、
季節は晩冬を表します。
癸の晩冬が過ぎると、
甲の春を迎えます。
癸の意義
陰極まり行く状態を表します。
”自然エネルギーの蓄積”
を意味します。
また、
癸は”ぐるぐる回して使用した道具”
の象形文字で、
そこから”測る（はかる）”の意義が発生しました。
測るには目安、標準、ルールが必要になる。
と読み解く事が出来ます
酉の意義
季節は秋です。
十干は辛金（しんきん）です。
秋の真っ盛り。
を意味し、
卯木（うぼく）が表す春門に対して、
辛金（しんきん）は秋門を表します。
物事の終着地点、万物の終わりを告げる場所を意味します。
酉は酒甕の中での醸造状態を表します。
つまり、
新しい力・考え方・勢力・流れが、
しっかりと醸造されて表に噴出する。
を意味します。
酉は革命勢力・新しい力が生まれる。
ことを意味しています。
昔から酉年は革命の年とも言われています。
熟成・出現
癸酉の意義
癸酉の日は、第一によく測り十分な計画を樹てる。
その計画が法則・道に叶ったものであり、
関係者一同が揆一（団結）、
即ち心一つにして、
その計画を実行することの大切さを示しています。
そうすれば熟成した酎酒がつくられるように、
よい成果・よい機運が醸成されてくる。
そして、
エネルギーが蓄積され、翌日には陽気が生じ、春を迎え、新しい芽生えが始まる。
ことを意味します。
最後に
今迄の成果・経験を振返り、現状を良く把握して、
それを元にしっかりとした計画を立てる。
会社・組織・チーム・仲間が一致団結してその計画を実行すれば良い結果が得られる。
その結果、先の未来に新たな展望が生まれる。
と読み解けます。
経験・実績
現状把握
計画作成
一致団結
実行・実践
新たな未来の出現
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