2016年12月9日 日干支【乙丑】の日です。
乙木は季節に例えると春を表します。
丑土は冬で春への移行時期を表します。
まだ、
暖かい春の陽気ではありません。
そして、
五行は木剋土です。
物事はスームズには進まないが鍛えられ力が付く
と読み解けます。
勢いがありすぎた方は一旦落ち着かせる日でもあります。
乙の意義
乙は糸の乱れ・もつれを解く道具
を象形しています。
”乱をおさめる”を意味します。
また、
『春に草木婉曲して出ずるも陰気なお強く、その出ずること乙乙（いついつ）（出にくい様）たるを象どる』
春の初めに草木の芽が甲を破って出かかりつつも寒気がまだ強く真っ直ぐ伸びられず曲がりくねる様。
その草木の芽を象形しています。
つまり
まだ社会からの風や強く、もしくは、現実の壁を感じて、思い切って進む事が出来きず、
立ち止まったり・寄り道したり・ぐるぐる考えたり・回帰の氣（苦難があるとスタートラインに戻ろうとする氣）して前に進まない様。
を表します。
しかし、
何度挫折しても立ち上がる自力を持つと読み解け、
Never give up!! あきらめるないで!!
という意味です。
組織に属している方・特にリーダーの方は、
会社組織・社会生活において、
新しい改革創造の一歩を進めながらも、
まだまだ障害・抵抗が強い。
しかしこの障害・抵抗に対し、
様々な紆余曲折を経ても、
あきらめずに歩まなければならない。
と読み解けます。
丑の意義
母体内で胎児が産まれ出る時、
右手を伸ばした象形文字で、
曲がっていた手を産まれたての赤子が初めて伸ばし、
指先にまで力が宿り強く物を取る。
から「始まる」「掴む」「握る」
を意味します。
丑は曲がる腕・芽が曲がりつつ伸びるのを待つ。を意味し、
乙と同じ様に、
新しい芽が伸び悩み・悩んでいる形だとも表せます。
屈曲がした腕や芽が伸びようとしている姿。
と言えます。
それは、
道は必ず開かれるから、
今は根気・我慢の時だと言っているのです。
また、
丑は紐を表し、
紐は束ねる。
紐は結なり。
と言われ、
束ねる・統率する・結ぶ。
意味もあります。
つまり、
個人・組織であれ生命体・組織体の様々な要素を結び合わせ、
統合させ、結束させる。
を表します。
経験を棚卸して纏める
幾つかの才能を統合する
チームを創る。
そのタイミングとも読み解けます。
乙丑の意義
乙と丑が重なると、
外気の寒気、抵抗によって曲がりくねった芽が、
伸びようと強い意識を持ち、
なんとかして伸びよう・伸ばそうとしている様。
を表しています。
昨日の甲子（きのえのね）のスタートの氣を受けて、
産み出された創造・発展のアイディア・可能性・勢力・氣・決意などが、
内的（精神的葛藤・回帰の氣）にも外的（物理的・対人や反対勢力など）抵抗に出会い、
屈曲を余儀なくされるかもしれない。
を意味します。
回帰の氣
何か自分の都合の悪い事（無意識レベルでも）や嫌な事が現れると直ぐにスタートライン・元に戻ろうとする氣。
初志をわすれず未来に向かい実践し続けること心構えが大切です。
最後に
指先・手のひら(心・精神・気合)に力を入れなおして、
(決めた目標・自らに新年・ヴィジョン・決意)掴んで離さないように、
曲がった腕を伸ばすように、
初志を曲げず、
最後まであきらめずに、
貫徹することが大事。
といったことでしょうか？！
たとえ弱気の虫・心理的抵抗・回帰の氣が現れても、
ねたみ・中傷があろうとも、
抵抗勢力からの圧力があろうとも、
決めた信念・未来・アイディアは、
絶対あきらめずに初志貫徹の心で実践する。
本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます。
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